疲労のあらわれ「むくみ」～長谷川桜子
疲労のあらわれ「むくみ」をとるマッサージ
むくみは全身にあらわれる疲労のシグナル
むくみは全身にあらわれる疲労のシグナルです。朝起きると顔がパンパン、家に帰って靴下を脱ぐと靴下のゴム跡がくっきりと残っていたり…むくみは体内水分がうまく循環されず顔・手足・腰などに生じる肉体反応で、立派な疲労症状の一つです。
体内水分とは
体内水分とは、血液やリンパ液などのことで、血液は心臓から全身へ循環されていますが、これが滞りはじめると、水分は体の各部にとどまってしまい、皮下脂肪が膨張し、むくみの症状になるのです。
特に、心臓から遠い足は血液の循環が悪くなりやすく、立ちっぱなしで仕事をしている人たちに多いようです。また、一日中、座りっぱなしで仕事をしている場合もむくみは生じます。
体内循環が不調になる
筋肉は血液やリンパ液を循環させているので、筋肉があまり使われない状態が続くと、やはり体内循環が不調になり、むくみを生じることになります。
それではむくみを解消するにはどんな方法があるのでしょうか。
むくみ解消法は？
なんといってもむくんだ部位の血行をよくすること、そのためにはマッサージが最も有効です。
まず、親指を中に入れて握りこぶしを作り、皮虐の表面が温かくなり赤くなるまで痛いほどに圧力をかけてこするようにすると、血行はよくなります。
腕と足のマッサージは、先端から心臓に向かって血液を流してやる要領です。手のひら全体で腕や足をつつむように握り、ぎゅっと圧力をかけながら、上へ上へと持ち上げるようにします。これらはむくみの症状にもよりますが約10分くらいは続けます。すると手足が軽くなるはずです。
顔のむくみは、顔面運動がオススメ。目をぎゅっと閉じて、ぱっと開く、ロは大きく開けて、きゅっとすぼめる。この繰り返しで顔の各部位の血行はよくなり、スッキリした顔になるはずです。
むくみは疲労のサイン
むくみは疲労のサインでもあるため、疲れをとらないでいると毎日のように生じます。これを放っておくと、体調不良に陥り、他の症状も引き起こす原因となります。また、肥満の原因にもなります。毎日、スッキリと疲れをとることが肝心なのです。
